2026/06/04

直感を書き換える

以前、ミッドライフクライシスになってしまった夫への対処法として「配偶者のための情報 直感に従わない」という記事を書きました。

世の中、「直感に従おう」という声が多いので、あれっと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

私も本来であれば「直感に従おう」、「いつも直感で行動できるような状態でいたい」と思っています。

でも最近、直感で何かを言ったり行動したりした後に「あれっ」と思うことがあることに気が付きました。

後悔というほどではありません。

ただ、自分の進みたい方向とは相反する言動をしているのではないかと思い始めたのです。

微妙な違和感を覚えるようになったのです。

ふと思いました。

今の私の「直感」はただの「デフォルト」になってしまっているのではないかと。

「直感」と「デフォルト」は違います。

直感とは「意識的な論理的思考や分析を介さずに、瞬時に物事の真相や最適解を導き出す感覚」のこと(だそう)です。

「デフォルト」とは「(この文脈で言うと)自動適用される初期設定の言動」です。

直感で行動する、つまり意識的な論理的思考や分析を介さずに、瞬時に物事の真相や最適解を導き出すには、心身ともに健康であることが大前提です。

でももう一つ前提になっていることがあると思います。

「何が物事の真相や最適解であるかが既に分かっている」ということです。

意識的ではないかもしれないけど、無意識的に何が最適解か分かっている。

だから、直感に従って行動することに意味があるのです。

今と同じ方向に進みたい人は、今の直感に従えば「物事の真相や最適解」を導き出せるでしょうし、それで正解なのだと思います。

でも、思わぬ形で人生の方向転換を余儀なくされた人(私がそうです。)にとっての「物事の真相や最適解」は、「これまでの直感」では導き出せないのではないでしょうか。

Brianna Wiest の 101 Essays That Will Change the Way You Think にあったと思うのですが、人は「幸福」ではなく「快適さ」や「慣れ親しんだもの」を求めるそうです。

つまり、「デフォルト」になってしまった「過去の直感」に従ってしまうと、単に「快適さ」や「慣れ親しんだもの」を求めてしまう。

上滑りの言動になってしまい、今の自分が本当に言いたいこと、したいことを言動に反映できないように思うのです。

つまり「これまでの直感」を書き換える必要があるのではないか。

なぜなら「これまでの直感」は「これまでの環境」の中で構築されてきたからです。

これまでの環境には、もういなくなってしまった人(例えば私にとっては元夫)、今後はもうお付き合いしたくない人なども含まれています。

つまり過去には使えた直感が今はもう使えなくなっている可能性が高いわけです。

ここまで書いてきて気付いたのですが、私、以前、直感の書き換えをやってました。

クォーターライフクライシスになったときです。

私の幼少期は非常に過酷だったのですが、そのせいで無理に明るく振舞う癖がついていました。

それをやめたのです。無理に話すのもやめました。

ものすごく大変でした。(ほぼ鬱になりました。)でも自分を取り戻すことができたように思います。

親兄弟は今でも明るく話す(昔の)私を求めます。私が親兄弟と距離を置きたいのはそのせいかもしれません。

それから何年も経ち、今また、過去の直感を見直し、これから通用する直感に再構築する(書き換える)時期が来ているように思います。

新しい直感を作っていかなければなりません。

そのためには新しい活動を始め、新しい人間関係を作るだけでは足りないことに気付きました。

本当に自分がしたいことを知らないといけない。

自分ともっと深いところでつながり、声に耳を傾け、その声に従って行動しなくてはならない。

無心で行動するということかもしれません。

無心とは「心が無い」とか「何も考えない」ということではありません。

「過去の執着や先入観から解放された純粋な心の状態、何ものにもとらわれない状態」を意味します。

無心になると自分とつながれます。自分の声が聞こえてきます。

私の場合は無心だと「無意識に行動し(ちゃっ)ている」ことが多いのにも気が付きました。

ですからそういう「無心」の状態を大切にしたいと思っています。

他にも、ゆっくり行動する、ゆっくり話すことも心掛けたいと思っています。

人のペースに合わせて話したり、行動したりしなければならないとき以外は、ゆっくり話し、ゆったり行動できるようになりたいと思います。

最後にもう一つ。

これまで無意識のうちに無理だとあきらめてきたことに挑戦してみるのも良いかもしれないと思っています。

例えば、これまで週末は休む時間だと思って予定をあまり入れてこなかったけど入れてみる、そういったことです。

「疲れたらそのときに休めばいいや」と思えるようになりました。

特に結婚していたころは、疲れてしまうと家事が回らなくなってしまうと思い、行動をセーブしていた気がします。

でも今はひとりぐらしで家事の量も減りました。先のためにエネルギーをセーブすることはやめて、今をフルに生きるためにエネルギーを使おうと思うようになりました。

そしてもう一つ。

これまで集団の中で役割を果たすことを避けてきたのですが(選ばれなかったこともありますが)、これからは声をかけてもらったら断らずに挑戦してみようと思うようにもなりました。

以前だったらこういう選択はしなかったと思います。

自分のために「(デフォルト化してしまった)過去の直感に従わない」ためのコツを書いてみました。(あくまで私のケースです。)

  • ゆっくり話す。(今まで反射的に返事してきたから。)
  • 思い立ったら行動する。(今まで先延ばししてきたから。)
  • 先のことを考え(すぎ)ない。何かあったらそのとき考えればいいと思うようにする。(今まで先のことばかり考えてきたから)
  • 今まで遠ざけてきたことを試してみる。嫌だったらやめればいい。

年齢を経ると自分を変えることが難しくなると言われています。

でも意識次第だと思っています。

最初は小さく始めることが継続できる秘訣かなとも思っています。

だから先ずは「ゆっくり」から始めます。

一日一つ。今日から始めます。

毎日、最初に話す人とはゆっくり話すように心がけてみます。

でもウォーキングは速足で歩きます(笑)。

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