先日、2週間ぶりに元夫と食事しました。以下はその概略です。
連絡があったのは当日の朝。夕食とその後のお茶を共にしました。
元夫は以下のようなことを話しました。
仕事や定年について
- 退職金の受け取り方について人事部と話した。
- 話を聞いているうちに、定年間近であることを再認識し、焦ってきた。
- 定年したら(1~2年後)東京を離れて地方に移住する。(会うたびに言ってます。)
- 移住先はほぼ決まったので、この冬に場所を決めてくる。先ずは賃貸で住みたい。
- 移住先では働きたいが、今のところ仕事は見つからない。
- 仕事が見つからなくても移住する。先ずは住むことが重要だ。
- 肉体的な衰えがひどく、自分はもうお爺さんだ。
- 衰えの度合いが同僚と比べてひどい。
- 鏡で自分の顔を見ると嫌になる。
- 衰えを改善するためにサプリを試したい。
- 父親について、自分への愛情を疑わせるような事実を知り、大きなショックを受けた。(涙ぐんでました。)
- 移住したら、数名の友人を残し、それ以外の人間関係は(私を含めて)全て切る。
これに対しては、以下のようなやり取りが続きました。
私:ミッドライフクライシス勃発直後も私との関係を切った。取り付く島もなかった。
元夫:最近厳しいな~(私のことです)。
私:厳しいことを言えるようにまで(関係性が)変化したということです。
- (ボランティア仲間の一人(男性)について)その人は何歳なのか、結婚しているのか?
- 離婚直後、どちらかに(付き合う)相手ができたらもう会わないと言ったが、両方とも相手ができないね。
- 肉体的な衰えを感じるならサプリもいいが、男性更年期障害のクリニックに行った方がいいのではないか(安全なので)。
- (あれもだめこれもだめというのを聞いて)私より理想が高いんだね。
- 私はもう失うものはない。(離婚して失うものがなくなった。)
- 健康で仕事があって、喫緊の課題もないのだから、私は自分を幸せだと思っている。
- 今は先のことを考えず、今のこと、今日のこと、今週のことを考えるようにしている。
➡もしかしたら、元夫が私に(別れの)準備期間をくれようとしているかもしれない。いずれにしろ、元夫が移住して、縁が完全に切れてもショックを受けないよう、今から準備しておかなければならないと思っています。
➡スルーしました。元夫の意図が見えなかったからです。が、彼に少なくとも今は彼女(らしき)人はいないということは分かりました。
また、元夫が、私に彼氏はいないと思っていることも分かりました。実際、今、私に付き合っている人はいません。
もしかしたら、元夫は、私が復縁を望んでいると思っているのかもしれません。
私がどうしたいのか、改めて考えてみました。
以前見た「It's Complicated(恋するベーカリー)」の中で主人公が言った「元夫と会う理由」について、私に当てはめて考えた結果は以下の通りです。
- 結婚が失敗した理由を見つけようとしているのか。 ➡理由は分からないし、これからも分からないだろう。
- 復縁したいのか。 ➡即答できない。でも、復縁してまた同じようなこと(ミッドライフクライシス)が起きたらと考えると怖い。
- 二人の間に何かし残したことがあるのか。 ➡あるかもしれないが、それが分かったところで何かが変わるとは思わない。
- 復讐しようとしているのか。 ➡元気で明るい姿を見せることで、ある意味復讐しているのかもしれない。
- ただ寂しいから会っているのか。 ➡そうかもしれない。楽しいこと(時間)を分かち合える人がほしい。
元夫が私に会うのは、明らかに最後の理由(寂しい)からだと思います。
あるいは、私に「本当に別れるための準備期間」をくれようとしているのかもしれません。
分かりません。でもおそらく、元夫が東京を去るときまでこの状態が続くのでしょう。
依然、ネガティブケイパビリティが求められています。
立ち直りの過程は続く
(私が読んだ)欧米のミッドライフクライシス本は全て、この段階で終わっています。
みな、元夫とは関係を断ち、今は立ち直りました!という風に終わっています。
ただ、あるサイトに「Let it go ではなくて Let it be」という記述があります。
私もそう思います。(Let it go と Let it be の違いについてはこちらの記事をどうぞ。)
夫のミッドライフクライシスが原因の離婚は、妻にとっては非常につらい経験です。
忘れるなんて簡単にはできませんし、無理に忘れようとするとかえって逆効果だと思います。
私がこのブログを書き続けているのはそのためです。
忘れるのではなく、不安、恐れ、苦痛から目を逸らさず、向き合う。
その方が、結局は早く立ち直れると思っています。
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