2026/02/11

ブログも森田療法?

前回、森田療法について書き、帚木蓬生氏の「生きる力 森田正馬の15の提言」を読んでいると書きました。

そして気付きました。

私、思っていたより森田療法に頼っていた(頼っている)ようです。

というのもこのブログがそもそも森田療法のようなのです。

このブログは元夫がミッドライフクライシスになり、それがあまりにつらくて始めたものです。

とにかくつらくて苦しくていろいろなことを試した中の一つでした。(他にはミッドライフクライシス関係の本をたくさん読んだり、ボランティアを始めたりしました。)

以来、2年以上続いています。

書くときはひたすら自分を見つめます。

悲しんでいる自分。

怒っている自分。

妬んでいる自分。

醜い部分も全て見つめて文字にする。

最初はそういう思いをただ吐き出すために書いていましたが、続けているうちに「好循環」が生まれてきたような気がします。

書くと自分の気持ちが整理でき、不安や悲しみを受け入れやすくなるのです。

不安や悲しみが消えるわけではなく、簡単に受け入れられるようになるわけでもありません。

でも書く前より受け入れやすくなる。そしてその後あれこれ悩むことが減る。

それを実感することができたので書き続けてこれたのだと思います。

前に進むために必要な作業なのかもしれません。

自分が今どういう状況にいるかを見つめ、言葉にする。

そうすることで悲しみや苦しみを文字の中に閉じ込め、それらを過去のものにしているのかもしれません。

私は今の状況を「(自分の)置かれた状況を通過している」と理解しています。

これまで「逃げないで全てを受け止める」という風にも書いてきましたが、それは置かれた状況と戦うという意味ではありません。

「置かれた状況の中でできること、やるべきことを行い、感じるべきことを感じる」という意味です。

逃げもしませんが、抗いもしない。

とにかく通過しています。

他人事のように聞こえますが、ある意味そうかもしれません。

それぐらい自分を突き放す。

自分をどこか遠くから見つめながら、今置かれた状況を通過しています。

「病気になるならなってしまえ」と思ったときもありました。

(もちろんそうならないようにいろいろ気を付けてはいましたが。)

流されているわけでもありません。自分の意思は表明します。

「自分の思いは伝えるが、どういう結果でも受け入れる」ということです。

例えば離婚。

私は離婚したくなかったので最後まで「離婚したくない」という思いは伝えました。

でも離婚は片方がしたければ成立します。(ここが結婚と違うところです。)

「離婚しないと言い続ければ離婚せずにいられる」とか「自分に落ち度はないから離婚しない」という人がいますがそうではありません。

もちろんいろいろ必要な手続きはありますが、法的にも実務的にも、離婚はどちらかが離婚したければ結局は成立します。

だから離婚したくないという思いは伝えましたが、元夫は離婚したいの一点張りだったので、離婚に応じました。

気持ちを伝え、でも受け入れてもらえなかったので、それはそれとして結果を受け入れました。

そういう感じで一歩一歩進んできました。

一つ一つ悩みながら進んできました。

近道はしません。結局回り道になると思っているからです。

起こった問題にそのときの精一杯の力で向き合い、結果はどうあれ受け止める。

悲しさ、怒り、その他もろもろの感情を殺さずに向き合い、味わい(=苦しみ)、流れ去るまでじっと待つ。

帚木さんによるとそれはどうも森田療法のようです。

森田正馬は自らの夫婦喧嘩すらも患者に見ておけと言ったそうです。

私も元夫のミッドライフクライシス、離婚、そしてそれに続く私自身の葛藤や苦しみをただじっと見つめてきました。

楽しくはないです。でもなぜか「誰のものでもない自分の人生を生きている」という感じはあります。

これが私なりの人生の処し方なのだと思っています。

帚木氏によると(つまり森田正馬によると)、「見つめる」ためには視点が必要で、足元が固まるそうです。

私が今いろいろなことをやっているのは自分を「見つめる」ため、「足元を固める」ためなのかもしれません。

それに、考えているときってよい知恵は浮かばない。決心がつくわけでもない。

いろいろやっていて(行動していて)、何の関係もないときにポンと知恵が浮かんだり、決心がついたりする。

ネガティブケイパビリティとも通じるのかもしれません。

少しだけ生きるのが楽になった気がします。

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