離婚後も元夫と食事してます。
最近思うのは「仕事は大切だ」ということです。
自分の選んだ(できれば好きな)ことを仕事にしないとミッドライフクライシスになる可能性が高いのではと思うようになりました。
成功してもミッドライフクライシスになることは多くのミッドライフクライシス本に書かれていますが、それは「地位やお金だけでは満たされない」ということを示しているのだと思います。
親の言うことやいわゆる常識に従って生きてきて、たとえ成功できたとしても、自分が選んだ人生でなければ、人生の後半(中年期(ミッドライフ))になってひずみが表面化してくる。
そういうことだと思います。
結局、人から見たらいくら幸せそうに見えても、自分が幸せと感じなければ幸せではない。
自分に嘘はつけないのです。
人は(特に男性の場合)多くの時間やエネルギーを仕事に費やします。
自分の好きなように時間やエネルギーを使ってうまくいかなくても、それは納得するしかない。
でも好きでもないことに時間やエネルギーを使って、うまくいかなかったとき、その苛立ちを誰に向ければいいのでしょう。
最近元夫は会うたびに定年後の仕事について話します。
2年近く前に家を出たとき、元夫は夢を語っていました。こういう仕事に就きたいのでこういう資格を取りたいとも話していました。
正直その夢は私から見ると現実味のあるものではありませんでした。
でも私が一番疑問に思っていたのは、それが本当に元夫のやりたいことなのかということでした。
それから時が経過し、元夫の希望する仕事は全く別のものに変わりました。
でもその別の仕事も単にお金のためだけで、定年後の貴重な時間を使ってやりたいものなのか、私には疑問です。
出ていくとき「もう一花咲かせたい」と言っていたので、「一花」の意味するものも考えてみました。
もしかしたら高揚感や全能感のようなものをもう一度得たいと思っているのかもしれません。
嫌っていた「勝ち組」とか「負け組」という価値観に取りつかれていっているような気もします。
あるいはもともとそういう人だったのに今までそれを隠していただけなのかもしれません。
分かりません。
ただ、中年(ミッドライフ)で人生に悩んでおられる方は、ご自分が本当にやりたいことを(親や世間の常識を取っ払って)考えてみる必要があると思います。
今の仕事をやめろと言っているのではありません。
これまで一生懸命働いてこられ、今、そのおかげである程度のゆとりを持てたのなら、それはそれとして感謝して、今度は時間やエネルギーの一部をご自分の本当にやりたいことに使ってみようと思考を切り替えてみてはどうですかということです。
今は寿命が延び、定年後に(下手したら)30年近くあるので「もう一花咲かせたい」と思うのはもっともだと思います。
ただあくまで私見ですが、中年の人が若いときと同じような高揚感や全能感を得るのは難しいのではないかと思います。
得られないとは言いません。でも難しいと思います。
若いときは友達と一緒に飲めば、踊りに行けば、高揚感や全能感を得られた。
あるいはプロジェクトで成功した後の打ち上げでも得られたかもしれません。
ハレ(非日常)の日です。
でもそれはもう経験済みです。
昔のことを思い出す、懐かしむという意味では楽しいかもしれませんが、その楽しさは長くは続かない。すぐに飽きてしまうと思うのです。
生活のほとんどは「ケ(日常)」です。
中年になったら「ハレ」だけでなく「ケ」も楽しめるように思考を内面に向けていく、深めていくことが大切なのではないかと思います。
そして仕事も華やかな仕事(ハレ)だけでなく、縁の下の力持ち的な仕事(ケ)も楽しめるようになれば、生活の幅、人生の幅、人格の幅が広がるのではないかと思います。
最近、元夫は自炊しているようです。
大変いいことだと思います。
でも元夫は自分で作った食事を「餌」みたいなものだと自嘲します。
食事作りを楽しめていないのだなと、悲しい思いで話を聞いています。
日々の生活(ケ)を楽しむ、楽しめるように工夫することが充足感、ひいては幸せにつながるのではないかと最近思うようになりました。
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