最近、ブログにコメントをいただいたり、ダイレクトメールをいただくことがあります。
やはり、日本にも、ミッドライフクライシスに陥る男性がいらっしゃり、それと同じ数の配偶者が悩んでらっしゃるのだなと感じました。
みなさんからのコメントやメールを読んだり、欧米でのミッドライフクライシスに関する本を読んで分かるのは、皆さんそれぞれの状況が異なることです。
異なるのには理由があり、以下のような点がポイントとなります。
- 子供の有無
- 経済状況(働いているか等)
- 女性の存在
お子さんがいらっしゃれば、自分の気持ちだけでなく、お子さんの気持ちにも配慮が必要となります。
働いてらっしゃらない場合は、経済的なことで不安感が増すのは当然です。
女性がいればストレスはさらに深まるでしょう。
ざっと挙げてもこれだけの要因があり、さらに、ご自身の体力、メンタルヘルスなど、他にもいろいろな変数があると思います。
つまり、どれだけ本やサイトで知識を得たとしても、様々な局面における判断は自分でしなければならないということです。
欧米の本やサイトには、女性が絡んでいる場合、夫婦のやり直しは不可能ではないけれど、非常に大変だということがよく書かれています。
旦那さんが他の女性と付き合っていた(いる)場合は、その女性と完全に切れない限り、修復は難しいということです。
また、やり直す場合は、妻だけでなく夫も非常に苦しい思いをするようです。
妻にとっては「やり直す=付き合っていたことを許す」と取られかねないジレンマに陥るからです。
旦那さんが「それ(女性のこと)はもう過去のことなんだから、いつまでも引きずらないでくれ」というような態度を取った場合、どう返答・対応するかは考えておいた方がいいかもしれません。
また、旦那さんも、口では強気なことを言っていても、実は罪悪感に責めさいなまれていることも少なくないそうです。
愛されているかどうか不安な妻が何度も確認を求めるため、旦那さんのストレスが溜まることも書かれています。
いずれにせよ、女性関係については、許せるのか、そしてその場合の「許す」の定義を事前に考えておいた方がいいでしょう。
私の場合、女性はいたようですが、「(肉体的に)つきあう」ところまではいってないと思っています。(あくまで私の推測ですが。)
また、私は、どの程度までなら別の女性との付き合いを許せるかを、元夫に以前言ったことがありました。
ミッドライフクライシス勃発前でしたがこう言いました。(今から思えば、こういう話自体がミッドライフクライシスの兆候だったのかもしれません。)
「ランチなら1対1もありかもしれないけど、夕食やお酒の席に二人だけというのはOKとは言えません」
今もそのスタンスは変わりません。
ただ、これはあくまで私のスタンスです。
自分のスタンス・許容範囲を決めておき、それを伝えることも必要かもしれません。
ミッドライフクライシスは男性の場合、3年から10年続くと言われています。
結末は人によって様々ですが、結婚生活に関しては、「修復する」か「離婚する」ということになります。
私の場合はご存じの通り後者でした。
勃発したその日に離婚を切り出され、それ以降、彼に話し合いの余地は全くありませんでした。
最後は「僕を本当に愛しているなら離婚してくれ」とまで言われ、離婚を受け入れざるを得ませんでした。
よく考えれば、これも非常にずるい言い方です。
離婚(自由、責任の放棄)という自分のほしいものを手に入れつつ、私からの愛もつなぎとめることができるのですから。
彼がそれを意識してたのかどうかは分かりません。
ただ、通常は、離婚まで数年、いや、それ以上かかることが多いようです。
その間、可能であれば夫婦で(真の意味での)話し合いをし、その中でお互いの大切さを再認識できれば理想です。
私の場合は、勃発から半年以内に離婚となり、逆に離婚してから、彼がぽつぽつと自分の気持ちを話すようになりました。
少なくとも今は、女性の影はないようです。
だから、私は、自分の判断で、本来であれば離婚前にすべきだったこと(話し合い)を、今やっているつもりです。
無駄かもしれません。
本やサイトには、離婚後の話し合いについてなんてありません。
「離婚=全ての終わり」です。
ただ、ミッドライフクライシス本には「自分の行動に責任を持つ」ということも書かれています。
具体的に言うと「問題があれば自分で考え、自分でどうするかを決め、そのように行動し、うまくいってもいかなくても受け入れる」ということです。
ですから、私は今、自分の判断で、本やサイトには書かれていないことをやっています。
離婚したけど、月一ぐらいで会い、彼の心の中に何が起こったかを聴くという作業です。
うまくいかないことは覚悟しています。
また泣くことになるかもしれません。
でも、今、本やサイトに従って何もしなければ(会って話を聴かなければ)、会っておけばよかったと後悔する日が来るかもしれません。
同じようなことが離婚前にもありました。
ミッドライフクライシス勃発直後から、(彼の希望で)元夫の世話からは一切手を引いたのですが、食事だけは一品作り、置いておいたのです。
ものすごく困っていたからです。
でも結果的にそのおかげで、彼の態度は少しだけ軟化しました。
やってよかったと思っています。
かたや、欧米では、浮気したり、暴言を吐くような夫は絶対許さない。
こちらから離婚する、あるいは家から追い出す、という選択をする(強い)女性もいるようです。
そういう人から見たら、私の方法は「甘い」のだと思います。
でも、決めるのは私。
そして、あなたの場合は「あなた」です。
当事者はあなたと旦那さんです。
何かを決めるまでには情報があればあるほど助かります。
このブログがその情報集めに役立つことを願っています。
初稿 2024/6/6
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