夫がミッドライフクライシスに陥り、出ていきました。
前回に続き、今日も、ミッドライフクライシスになった人の配偶者のための情報です。
そうそう。前回言い忘れてしまったのですが、ミッドライフクライシスは女性もなります。
症状の差はあります。でも性別とは関係なく陥る可能性があります。さて、本題に戻ります。
ミッドライフクライシスになった人の配偶者にとって一番大切なのは「自分を責めない」ことです。
日本語のサイトにはあまり書かれてませんが、ミッドライフクライシス本場(?)の欧米のサイトを見ると、必ず以下のようなことが書かれています。
自分を責めてはいけない。自分を責めることに意味はない。
なぜなら、旦那さんのミッドライフクライシスはあなたの言ったこと、言わなかったこと、やったこと、やらなかったことが原因で起きるものではないからです。
ミッドライフクライシスは病気ではありません。人として最後の成長過程です。
人が自分の人生を生きるための最後の調整とも言えます。
この調整を穏やかに乗り切る人もいますが、そうでない人はミッドライフクライシスになります。
穏やかに乗り切れないのは、これまでずっと積み残してきた問題を抱えてきた人たちです。
旦那さんがミッドライフクライシスになったということは、旦那さんはそういう人たちの一人なのでしょう。
で、繰り返します。旦那さんの言動はあなたのせいではありません。
旦那さんの不幸も、人生がつらいのも、配偶者であるあなたが原因ではない。
もちろん、あなたの言ったこと、したことが引き金で(ミッドライフクライシスが)始まったということはあるかもしれません。
でもそれなら、話し合えばいい、喧嘩すればいいだけの話です。
これまで平穏に暮らしてきて、ある日突然、旦那さんが
キャラにない言動(出ていく、浮気する、高い買い物をする等)をした場合、ミッドライフクライシスである可能性は非常に高いです。
旦那さんご自身が乗り越えなくてはならない問題を抱えているということです。
ここをしっかりして理解しておかないと、自分を責めて、自己批判のループに陥り、病気になってしまいます。
これは断固避けなくてはなりません。特にお子さんのいらっしゃる方は。
自分を責めなくていいと聞いて、少し安心されましたか。
でもこれ、裏を返すと、実は大変なことなんです。なぜかお判りですか。
だって、あなたにできることは何もないんです。
あなたにどこか悪いところがあり、それが原因で旦那さんの言動がおかしくなったのなら、その原因(あなたの悪いところ)を取り除けば、問題は解決する、あるいは改善されます。
でも彼自身の内面が理由で問題が起きている場合は、彼自身が自分の内面と向き合い、問題に取り組んでいく必要があります。
そしてその時配偶者にできることはほぼ一つしかありません。
何もしない、ということです。というか、何もできないんです。
旦那さんの問題だから。
そして旦那さんは自分の不幸、失敗の原因を全てあなたのせいにしているから。
あなたやお子さんが彼が幸せになることを妨げていると信じているから。
本当にそう思っているんです。心から。彼にとっての真実なんです。
つまりあなたの話なんか聞きません。
あなたがいくら道理を尽くしても意味がない。とうより逆効果。
だから、無視はダメですが、旦那さんの言うことをまともに聞いてはダメです。
非常に傷つきます。振り回されます。
言うこともころころ変わる可能性があります。(鬱と違うところです。)
ですから、ミッドライフクライシスに陥っている旦那さんとは一線を画す。
物理的、心理的に距離を置くことが必要です。
これが言うは易く行うは難しなんです。
だって、彼の不幸の原因が妻のせいであるみたいなことをある日突然言われるんです。
ショックです。
それまで日常的に喧嘩してたんだったら分かります。
でも昨日まで言っていたことと180度逆のことを突然言い始める、し始めるんです。
数年先の人生設計(引っ越しなど)を二人で笑って話し合っていたのに、ある日突然「やめた。間違っていた」となる。
だから、距離を置いて聞いてください。
いい加減に聞くということではないです。愛はあります。でも距離を置く。
じゃないと、あなたが壊れてしまいます。
だから、自分のせいで旦那さんがこうなってしまったと思い悩むことはやめてください。
あなたのせいではありません。
でもそれと同時に、あなたにできることはほとんどないということも理解してください。
そうです。つらいです。地獄の苦しみです。
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