夫がミッドライフクライシスになり、離婚しました。
今日は「元夫との関係 タコスは緊急?」についてです。
昨日、「何かあったら連絡しての『何か』とは何か」について書きました。
すると夕方、彼から突然「今話せますか?」というメッセージが。
(彼はこのブログについては知りません。)
「何か」あったのかと思って「大丈夫です」と返事したら、すぐさま電話が。
そして開口一番「あの~ひき肉なんだけど」とのこと。
よくよく聞くと、どうしてもタコスを食べたくなって作ってるけど、ひき肉はレンチンでもいいのか、さっぱり作るにはどうしたらいいか教えてほしいと。
そうなんです。元夫は今、夕飯づくりと格闘しているのです。
昨日書いた、直近の彼の用事も料理に関係してることです。
タコスは作ったことはないけれど、長年の家事経験をもとにアドバイスしました。
でも私の頭の中には???がいっぱい。
食事をちゃんと作るのはいいことだけど、なぜ私に電話してくるのか。
ググればいいでしょ。
いや、そんなことより、暴れて出ていった元夫が元奥さんに、そんなどうでもよいことで電話してくるなんて、どんだけ面の皮が厚いんだ、とも思いました。
しかもです。先日偶然知ったのですが、彼は何と家を借りるときの緊急連絡先を私にしているのです。
「元妻」で登録したらそれでうまくいったとのこと。
はあ~?
いや、私に連絡されても困ります。
行きませんよ、死に目以外は。
(いや、時間がたてば、死に目にも会いたくないかもしれない。)
元夫の気持ちが分かりません。
私は元妻です。他人です。母親じゃないんです。
欧米のミッドライフクライシスに関する本を読んでいると、ほとんどの本に「元配偶者とのつきあいは必要なこと以外やめた方がいい」とあります。
前に進めないからです。
子供がいる場合、親としての役割を果たすために会わなければならないことがあるのは理解できます。
でもうちの場合は子供がいないので、連絡を取り合う必要性はゼロです。
だったら無視すればいいでしょ、とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
私が彼を切らないのには2つ理由があります。
1つは、私が心身ともに立ち直るまでのセーフティーネットとして取っておきたいと思っているから。
何度も書いてますが、ミッドライフクライシスは突然訪れます。
配偶者は対応に四苦八苦。
まるでジェットコースターに乗っているかのような日常が続きます。
昨日まで普通に暮らしていた(少なくとも配偶者にはそう感じられます)夫あるいは妻が突然別人のようになってしまうんです。
配偶者が被るダメージは計り知れません。
心身のケア、金銭的対応(生活費の捻出等)に追われます。
もちろん、親兄弟姉妹、友人にも助けてもらえます。
実際助けてもらいました。感謝しています。
ただ、私の場合、もともと親とは価値観が違うので、離婚をきっかけに親の元に戻るなどということは考えられませんでした。
だから私が一人で歩けるようになるまでは、セーフティーネットをなるべくたくさん残しておきたいんです。
たとえそれが元夫でも。
ただ、セーフティーネットはセーフティーネット。
本当に必要な場合と万が一の場合以外は、連絡しないようにしています。
(男性がよくやるようなこと(天井の照明の付け替え等)も、全て自分でやっています。)
2つ目は、元夫と新しい関係が築けるかもしれないという可能性を捨てきれないことです。
おそらく元夫に女性関係(いわゆる不倫)がなかった、今もないと、信じられるからそういう風に思うだと思います。
欧米のミッドライフクライシスに関する本にも、別の女性がいた場合、夫婦関係の再構築は難しいとありました。
うちの場合は、再構築する夫婦関係はもうありません。
離婚してますから。
ただ、ミッドライフクライシス勃発から離婚まで超特急だったので(半年未満)、私の中でまだもやもや感が残っているのです。
どうしても話したくなったのです。
楽しく食事しました。
ただ、彼に新しいパートナーができたら、そのときこそ本当に終わりなんだと思います。
自分の心を守るために、一切の関係を断つと思います
話を戻します。
こういう私の考えは、彼とはずいぶん違うのかもしれません。
私は「タコスの作り方が分からない」ぐらいでは連絡しませんから。
いずれにせよ、今後は少しずつ離れていくでしょう。
というより、「離婚は薄れるもの」でも書いたように、やりたいこと、楽しいことをしていくうちに、元夫の存在がどんどん薄れていくのだと思います。
それまでは、彼から連絡があったら話をするでしょうし、一緒にご飯を食べることもあるでしょう。
でも私からは本当の「緊急時」以外は連絡しません。
自分から無理やり関係を断つことはしないけど、元夫はもう存在しないものとして生きていく。
そうやっていくうちに、いつしか、記憶の彼方に消えていくのだと思います。
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