私が読んだ欧米のミッドライフクライシス本の全てに書かれているのが、旦那さんがミッドライフクライシスになった妻にとっての「セルフケア」の大切さです。
セルフケアとは、自分をケアする、世話する、大事にするという意味です。
旦那さんがミッドライフクライシスになると、自分を大事にするどころではなくなります。
自分を責めたり、後悔したり、そうかと思うと、お子さんや(いまだに)旦那さんのことを気にかけ、自分をケアすることを怠ってしまいます。
私もそうでした。
やる気が起きないんです。
社会生活を営める最低限のこと(入浴と歯磨き等)はしてました。
でも、私はフルタイムで働いています。
元夫のミッドライフクライシスへの対応、離婚手続き、引っ越し、かつ、過呼吸になるなど体調も崩し、自分をケアするどころではなくなってしまいました。
先日、でも、鏡の中の自分を見て急に思ったんです。
「きれいにしたい」と。
すぐに美容院に予約を入れました。
美容師さんに相談し、バッサリ切りました。
とっても似合ってます(と勝手に思ってます)。
他にもいろいろ変えてます。
例えば図書館で借りる本。
色々な種類の本を借りるよう心掛けてます。
小説、エッセイ、科学本、心理本、料理本、歴史本、草花の本など。
そして料理。
以前は元夫のために作っていました。
よく食べる人だったので。
でももう自分のためだけに作ればいいわけです。
最初はそれが悲しかったのですが、見方を変えて、自分の好きなものだけ作ればいいんだと思うようにしました。
私の大好きな食材を元夫は嫌いだったので、結婚期間中はその食材をあまり買いませんでした。
無意識のうちに遠慮してたんですね。
今は自由に食べてます。
服装も変えつつあります。
離婚前は元夫の好みに合わせてたのですが、やめました。
(割りと口を出す人でした。)
今は自分の好きな服、着心地のいいものを身に付けるようにしています。
過呼吸になるのを防ぐため、半身浴も始めました。
浴槽が小さいので、あまりくつろげないのですが、本を持ち込んで20分ぐらいは温まるようにしています。
すぐに効果が出始め、以前は夜中に数度目が覚めていたのですが、今はせいぜい一回目が覚める程度になりました。
近所に神社と教会があります。
近くを通ったら神社には必ず参拝し、今度、教会のミサも見学してみようと思っています。
もちろん、まだまださみしいです。
でも当たり前です。
長い間共に暮らしてきた人を突然失ったのですから。
その人と過ごそうと思ってきた未来も失ったんですから。
でも、私は死んだわけじゃない。
孤独です。
でも少しずつですが、自由も感じ始めてます。
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