2024/05/08

喪のプロセス - 元夫との比較

夫がミッドライフクライシスになり、離婚しました。

今日は「元夫との比較」についてです。

よくないことは分かっているんです。

でもなぜか、ここ最近「元夫より先に幸せにならなくちゃ」みたいな否定的なことに思考が向かってしまいます。

これまで本やネットに書いてあることを参考に、以下のような(いいと言われている)ことを懸命に実践してきました。

  • カウンセリングを受ける
  • 日記を書く
  • 新しいことを始める
  • 美しく、心地よい音楽を聴く
  • 家族や友人に話を聞いてもらう
  • ご飯をきちんと食べる
  • 適度な運動をする

つい最近まで順調によくなってきていました。

少なくともそう思ってました。

ところがここ数日おかしい。

なんか悲しい。

元夫はもう幸せになっているのだろうか、といらぬことを考えてしまう。

きちんと喪の作業を経てきたつもりなのに、後戻りしてしまったような感覚です。

喪のプロセスには以下の過程があります。
  • 否定 予期せぬことを経験した衝撃をまともに受けることを避けるために否定する
  • 怒り なぜ自分だけがこんな目にあうんだと怒りや恨みを感じる
  • 取引 神や仏に対して失ったものをどう取り戻せるかと取引し始める
  • うつ 上記の各段階が無駄であることを知り、うつ状態になる
  • 受容 現実を静かに見つめ、穏やかに受け入れる

受容にはまだ程遠いですが、少なくとも、否定や怒りはそろそろ卒業かなと思ってました。

ところが、ここ数日、怒りがこみ上げることがあります。

それと、取引とは少し違う気もするのですが、元夫とまた会えるかと考えてしまうことがあります。

これはダメです。

元夫はもう私とは違う軸で生きている。

別々の人生を歩んでいる。

向かっている方向も違う。

地理的にもいずれ離れていく。(今はまだ二人とも東京ですがいずれ離れていく。)

書きながら、さらに悲しい、さみしい気持ちになりました。

そこでBGMを変え、今、アルゲリッチの演奏する、ショパンの24の前奏曲を聞いています。

そうでした。

私にはまだこの演奏を美しいと思える心が残っている。

さっき、宅配業者の方が荷物を届けてくださいました。

「いつもありがとうございます!」と大きな声でお礼を言いました。

ニコッと笑顔を返してくれました。

感謝の気持ちを思い出しました。

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