2024/08/23

人間関係を整理する

2カ月ほど前から、意識して人間関係を変えています。

自分が居心地よくいられる人間関係を築いていこう、つらい思いをするような人間関係からは距離を置こうと思い始めたのです。

先ず、職場ですが、職場の人間関係は絶つわけにはいきません。

ただ職場では、離婚のことは(というかプライベートについてはもともとそれほど)話していないので、変える必要はありません。

でも以下の人間関係については距離を置こうと思っています。

  • 親・親戚 離婚経験者、独身者、子供のいない夫婦などを差別するので一緒にいるとつらい。(うまい距離感が必要です。)
  • 古い友人 会うとどうしても愚痴ってしまうので、それが申し訳なく思えてきた。(時機を見て、また連絡しようと思ってます。)

逆に今、会ったり、しゃべったりする(新しい)人間関係は以下の通りです。

  • 運動サークルの仲間 週1
  • ボランティア仲間  月2
  • 近所のスーパーの店員さん 週2~3
  • カウンセラー    6週間に1回
もう少し増やした方がいいかなと思い、別のボランティア団体にも登録することにしました。

ミッドライフ(中年期)の離婚に関する欧米の本やサイトでは、新しい人間関係を作ること、人と話をすること、話を聴いてもらうことの大切さが力説されています。

趣味、ボランティア、職場などで、人間関係を広げ、深めていくことは、離婚するしないに関わらず、とても大切です。

ただ、離婚すると、これまでの人間関係を失うこともあるので(夫婦で付き合ってきた人たちなど)、離婚後は特に意識すべきなのかもしれません。

そして、それと同じくらい大切なのが、嫌な人間関係を断つことです。

ネガティブな気持ちにさせる人たち、不快な気持ちにさせる人たちとは距離を置く、付き合いを断たなければならないということが書かれています。

例えば、喪の作業、悲哀の作業の過程にあり、まだ回復(喪失への適応)には時間がかかるのに、「もう済んだことでしょ」とか「早く忘れたほうがいいよ」などと言ってくる人とは、少なくとも一定期間は距離を置いた方がいいでしょう。

離婚した(する)人を責める、差別するような人たちとの関係も断った方がいいでしょう。

いちいち説明したり、反論するのも面倒ですし、何よりエネルギーの無駄です。

ミッドライフ(中年期)離婚の後、そんな無駄なことに使うエネルギーはありません。

ただ、そうやって人間関係を変えていく中、気付いたことがありました。

少なくとも今、私は、元夫のミッドライフクライシスや離婚について、それほど話したいとは思っていないということです。

元夫のミッドライフクライシス勃発直後は、確かに誰かに話を聴いてもらうことが必要でした。

(ミッドライフクライシス勃発時の)緊急応急処置という意味で、話を聴いてくれる人を必要としていました。

主に、親、兄弟、友人に話を聴いてもらいました。

泣きました。(というより嗚咽しました。)

聴いてもらってなかったら、どうなっていたかは分かりません。

この点については、親、兄弟、友人に感謝しています。

でも、ここにきて、だんだんと変わってきました。

元夫のミッドライフクライシスや離婚について、あまり話したくなくなってきたのです。

今、何をどれだけ話しても、私を取り巻く状況は何も変わらないからです。

いや、逆に、思い出してつらくなる。

それより、他のことにエネルギーを振り向けたほうがいいと思い始めたのです。

こうして見ると、元夫のミッドライフクライシス勃発以降、私もずいぶん変わったのかもしれません。

先ず、ミッドライフクライシスについての理解が深まりました。

色々な問題に対処する方法も定まってきました。(「後々、後悔するかしないか」という基準で行動しています。)

後は、悲哀の作業、喪失への適応を、進めていくだけです。

関連する本を読み、情報を集めています。

そして、それらに書かれていることを一つでも多く実践するようにしています。

これからの人生を自分だけのために使おうと思うようになりました。

もともと親とは距離を置いていたので、元夫のミッドライフクライシス勃発前の状態に戻しました。

当初は「子供がいれば」と思ったこともありました。

子供がいれば、夫は失っても、子供と私という人間関係(家族)は残ると思ったからです。

お子さんのいらっしゃる方で大変な思いをされていて、不快にさせてしまったらすみません。

ないものねだりかもしれません。

ただ、そう思ってしまうくらい、当初は夫の喪失、家族の喪失、私の居場所の喪失に苦しめられました。

誰も私を必要としない。

私が死んでも誰も悲しまない。

ネガティブなことをたくさん考えました。

でも、ないものを思っても仕方ありません。

私は私にあるもので生きていこう。

やっとそう思えるようなってきました。(まだよちよちですが。)

「自分中心に考える」ことができるようになりました。

「自分中心になる」ことの大切さは、ミッドライフクライシスになった人の配偶者への助言として、欧米の本やサイトによく書かれています。

悪い意味の「自分中心」ではありません。

自分の幸せを自分で作るために、自分の人生に責任を持つために、先ずは自分を大事にしよう、自分の幸せを第一に考えよう、ということです。

自分が不幸だと、空っぽだと、他人を幸せにすることもできないし、何もあげられないからです。

お子さんがいらっしゃる方は「常に自分中心に考える」ことはなかなか難しいかもしれません。

でも、可能なときは、そのときだけでも、「自分中心に考える」ことを是非なさっていただきたいと思います。

もしかしたら、私が今だに元夫と会っているのもそれが理由かもしれません。

知ったら親は猛反対するでしょう。

普通に考えたらやめたほうがいい。

でも「自分のやりたいようにやってみよう」と思えるようになりました。

私の人生です。

失敗して傷つくのは私です。

ですが、先日も書いたように、元夫との距離感も少しずつですが広げ始めています

ちょっとした夢もできました。

結婚していた頃は、夫婦二人でのんびり暮らせればそれでいいかな、と思ってました。

でも、その「夫婦二人でのんびり暮らす夢」は潰えてしまいました。

その代わりに、今度は「私一人の夢」を追っていこうと思っています。

そしてそのために、人間関係を居心地よくし、私のこれからを居心地よいものにしようと、つらつら考える毎日です。

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大人の恋 楽しい恋

最近思い出したことがあります。 大学2年生のときに1か月間、ヨーロッパをバックパックで旅行したときのことです。 ユーレイスパスを使って一人で旅したせいか、あちこちですぐに知り合いができました。 その中の二人が、確かドイツ人女性と日本人男性のカップルでした。