夫がミッドライフクライシスになり、離婚しました。
今日は「ミッドライフクライシスの引き金2種」についてです。
ミッドライフ(中年期)には多くの人が移行期を迎えます。
肉体的な衰え、子供の巣立ち、仕事上での限界などで、考え方の変容を求められる時期だからです。
ただ、ミッドライフクライシス(危機)ではなく、ただのミッドライフトランジション(移行)で済む人もいます。
ではなぜ一部の人だけ、ミッドライフクライシス(危機)になってしまうのでしょう。
下の本によると、ミッドライフクライシスの引き金には「ショック」と「蓄積疲労」の2種類があるそうです。(Gay Courter & Pat Gaudette, 2011, 位置 No.3249)
* Gay Courter & Pat Gaudette, 2011. How To Survive Your Husband's Midlife Crisis Strategies and Stories from THE MIDLIFE WIVES CLUB
「ショック」で起こるミッドライフクライシスとは、近しい人の死などの予期せぬ出来事に打ちのめされ、ストレスに対応できなくなってしまって起こるミッドライフクライシスです。
「蓄積疲労」で起こるミッドライフクライシスとは、様々な問題(子供の独立、仕事上の問題、健康問題など)で蓄積した疲労が限界を超えて起こるミッドライフクライシスです。
元夫の場合は「蓄積疲労」タイプだと思います。
思えば、ミッドライフクライシス勃発の約10年前に遠因となる事件が起き、そこから徐々に疲労がたまっていった気がします。(仕事上の問題です。)
もちろん、それだけで全ての人がミッドライフクライシスになるわけではありません。
元夫の場合、幼少期のトラブルもあったように思います。
未解決の問題を抱えたまま来てしまい、その上に疲労が蓄積し、爆発したのだと思います。
怖いのは、疲労が蓄積していることに本人が気づいていないということです。
ミッドライフクライシス勃発後、私は何度か「どうしてもっと早く(問題があることを)言ってくれなかったのか」と聞いたことがありました。
「自分でも気づかなかったんだ」
元夫は何度もそう言ってました。
嘘ではないと思います。
だってその1カ月前には引っ越し先を一緒に探しに行ってたぐらいですから。
(海外の事例を見ると、このパターン(直前までとても仲が良い)は本当に多いです。)
元夫は人に頼ることができない人でした。
というか、頼り方を知らない人でした。
私はよくしゃべります。
しゃべることによってストレスを発散している、人に頼っていると思います。
(女性に多いタイプかもしれません。)
だから、元夫の元気がないときは「(私に)話して少しでも気が晴れるなら話してみない」とよく言ってました。
毎回、彼はこう答えました。
「話すと余計気分が悪くなる。家に帰ってまで仕事のことを考えるのは損だ」
もっともです。
私は彼の言葉を信じていました。
そして、このように感情をコントロールできる彼を尊敬していました。
でも、結局できてなかったんですね。
ミッドライフクライシス直後は見えてませんでしたが、やはり、彼の不調の原因の多く(全てではありません)は、彼(の側)にあると思います。
具体的に書いてみました。
- 先ずは彼の会社で起きたことです。サラリーマンなので仕方ありませんが、これが全ての原因かもしれません。
- 上に書いたことが原因で、彼の職場環境が急激に悪化しました。(今でも続いてます。)
- また、職場で承認欲求が満たされなくなりました。(離婚後、彼自身がそう言ってました。)
- ストレスのせいか(お酒を)飲みすぎてました。(今は改善しました。)
- ストレスのせいか食べすぎてました。(今は改善しました。)
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