夫がミッドライフクライシスに陥り、近々出ていきます。ミッドライフクライシス勃発以来、懸命に勉強してきました。そこで学んだのは、ミッドライフクライシスと鬱、更年期障害は違うということです。
鬱は疾患で診断基準も決まっている。更年期障害はテストステロン値を測れば分かる。でもミッドライフクライシスは病気ではない。何かの異常値が出るわけではないのです。でも病気ではないのに、病気と言いたいぐらいひどいので(本人にとっても、周囲にとっても)、精神分析医の Elliott Jacques が midlife crisis と命名したそうです。欧米つまり先進国に多く、生きていくこと、食べていくことに悩んでいる人たちはミッドライフクライシスにはならないようです。そんな暇はないわけです。
でもだからといってくだらないということではありません。本人はまだしも(自分のことなので)、配偶者と子供にとっては大変です。だって夫・妻、お父さん・お母さんが急に宇宙人にさらわれたかのように性格が激変してしまうからです。仕事辞めたり、恋人作って家に帰らなかったり、といった感じです。第二の思春期と言われる所以です。
そしてこれが厄介なもう一つの理由は突然始まるということです。英語のサイトを見るとよく、a bomb dropped という言い方がされています。突然爆弾が落ちるかのように始まります。うちもそうでした。周囲はその勢いについていくのに大変です。
もしあなたの夫・妻の人格が突然変わってしまったかのような行動を起こしたら、ミッドライフクライシスを疑ってみる必要があるでしょう。鬱や更年期障害の時期と重なると症状は悪化します。でも鬱でも更年期障害でもなくてもミッドライフクライシスになることもあるそうです。また幼少期に問題がある人の症状はよりひどいようです。
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