2023/12/22

私が読みたいことを書く

夫がミッドライフクライシスになってはまった物書きの一人が内田樹氏です。で、今読んでいるのが「街場の読書論」。その中で内田さんがおっしゃっておられるのが「私がものを書き始めたのは『読みたい雑誌がない』ということが理由」ということ。分かります!だって私もミッドライフクライシスについて知りたいのに情報がないからこのブログ始めたからです。(内田樹氏とはレベルが違いますが。)

ミッドライフクライシスは日本では「中年クライシス」とか「中年危機」とか言われているようですが、鬱や更年期障害と一緒くたになっていてほとんど役に立たないんです。(ミッドライフクライシス手の典型的な症状についてはこちらをどうぞ。)

書いてあるのは「中年クライシスの定義」、「なぜ起きるのか」、でもって「カウンセリング受けましょう」ぐらいのこと。夫がミッドライフクライシスになって困ってる妻子の助けになるような情報はほとんどない。中には、妻が不出来だからというような前近代的なことなサイトも。

でも海外のサイトは違います。私の読んだサイトの99%は(いや100%かな)、妻に責任はないと明言しています。ミッドライフクライシスとは、本人が自分の過去を振り返り、よりよい人生を目指す過程であり、配偶者はどうすることもできないと書いてあります。

さらに「配偶者はセルフケアに努めるべし」と、取るべき行動を極めて具体的に例示してくれています。最初、そういった本を読んだとき、あまりの感動に著者の方に連絡取ろうとしたぐらいです。それぐらい役に立った(役に立っている)のです。

というわけで内田樹氏が自分の気持ちを代弁してくれる人がいないので自分で書く、というくだり、すごく分かります。私もそうです。自分の書いたもの、読み直しています。(レベル違いますが。)

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大人の恋 楽しい恋

最近思い出したことがあります。 大学2年生のときに1か月間、ヨーロッパをバックパックで旅行したときのことです。 ユーレイスパスを使って一人で旅したせいか、あちこちですぐに知り合いができました。 その中の二人が、確かドイツ人女性と日本人男性のカップルでした。