夫がミッドライフクライシスに陥り、近々出ていきます。
昨日、最近、夫が他人と自分、他人と私を比較していることを書きました。
そして、人の真似をしても幸せになれないとも書きました。
じゃあ、それを夫に言えばいいじゃないかとお思いの方もいらっしゃると思います。
ミッドライフクライシスの怖いところはそこです。
ミッドライフクライシスの男性にとって、妻は自分をがんじがらめにする不幸の原因です。
だから妻が夫を批判すると、夫は、妻が自分の幸せを妨げようとしていると思ってしまうそうです。
いくら外部要因(妻や家族)を変えても、内面の問題を克服しないと、本当の問題解決にはならないんですけどね。。。
夫もうすうすそう感じているのではないかと思います。
でも人ってそんなもんなんでしょうね。
だって内面の問題を直視するのはつらいし、疲れる。
私にもそういう時期がありました。
その時私は自分を「ワンランク下げた」んです。
内田樹氏の「疲れすぎて眠れぬ夜のために」にも同じようなことが書いてありました。
まあ、私は「必要な時以外は60点でよしとする」というふうにも思っています。
河合隼雄先生は「こころの処方箋」の中で「100点以外はダメなときがある」と言っておられます。
私はこれを「100点取らなくちゃいけない時以外は60点で生きる」と勝手に解釈しています(ハハハ)。
酷な言い方かもしれませんが、それが実力ではないでしょうか。
で、それでいいのではないでしょうか。
ワンランク上の自分も、ワンランク下の自分も、100点の自分も、60点の自分も全部自分。
私は全員受け入れるようにしています。
だって自分には嘘付けないから。
自分に正直に努力して、ダメならあきらめるというふうにしないとつらいでしょ。
敵は本能寺にあり、じゃなくて、案外自分の中にあるんじゃないでしょうか。
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